白石麻衣の本当の卒業の理由がまさかの!?パート2【妄想恋愛小説】

前回のあらすじは、仕事に遅刻しそうで急いで切符を買いたかった。

しかし、ある女性がモタモタしていたせいで電車に乗り遅れ遅刻。

その女性は白石麻衣だった。

そのあと、一通の封筒が会社に届く。

【妄想恋愛小説】白石麻衣の本当の卒業の理由がまさかの!?パート1

封筒の中身は18:15と書いたメモと1枚の切符。

この二人は、いったいどうなるんでしょうか?

※動画で見たい方は一番下にあります。

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乗り遅れ

世の中には2通りの人間がいる。

運が良いやつか、悪いやつか。

私は前者だ。

今はそう思える。

 

いつも仕事が山積みな訳ではないが、今日は18:00になるのを世界中の誰よりも待っていた。

あと5分。…3分…カウントダウンが始まる中、仕事用の携帯電話が鳴る。(えっ?先日打合せした得意先からだ…)

一気に不安な気持ちになった。

 

今、自分自身大きなプロジェクトを手掛けていて、その責任者としてCM政策に携わっているのだ。

その得意先からであった。

不安と期待が入り混じった電話だった。

 

私の仕事は経営コンサルタントである。

主な業務は企業の課題解決(とはいっても容易な案件が多いが)であり、さらに簡単に言うと『企業の何でも屋』みたいなものである。

 

入社して10年が過ぎ、数名の部下でシニアマネージャーを担っている。

業績はまぁまぁ。

取引先から信頼は一応していただいているようで。

今回のプロジェクトは1年前「Lie(ライ)」という企業から打診を受け、経営改革に取り組んでいた。

女性雑誌としては中ぐらいの位置づけであるが、中々厳しい業界でもあり、今の時代に対して少し「何かが足りない」とも感じていた。

 

実は、先日の打合せで先方から「何か思い切った事をしたい」との相談を受けていた。

しかし、価格もさることながら近頃の女性雑誌の「人気離れ」は否めない。

 

そんな矢先の電話であった。

「もしもし…」電話の向こうから担当責任者の興奮した声が聞こえてきた「あ、通りました!予備予算を今回頂ける提案が!至急ご連絡したいと思いまいして!」

その声は1年間何度も苦しみ、共に挫折を味わった同志の声だった。

 

半年前から私の提案で「思い切った行動改革と予備予算が絶対必要であり、新たな経営計画は…」と、提案し続けた結果だった。

電話の向こうの声にこちらも興奮し、上司である部長に思わず『ガッツポーズ』も出していた。(あ、こんなキャラだったっけ?苦笑)

 

明日の午後打合せするAPOを取り付け、電話を切った。

 

ふと携帯画面に目をやると、18:30

その瞬間、時が止まった気がした。

何かを得れば、何かを失うと誰かが言っていた。

 

電車、止まってないかな?

遅延証明書ありますか?

先ほどの興奮も一気に冷め、18:55渋谷駅に着いた。

もちろん約束の電車は跡形もない。

当然だ。

 

いつもの仕事疲れ以上に「白石麻衣」という存在の大きさが私を疲弊させた。

(フッ…だよな)と呟き、いつもよりも長く感じる中央林間行きの普通電車に乗り込み、イヤホンし、深く目を閉じた。

 

一方、白石麻衣は「お疲れ様でした!」いつもより、大きな声で挨拶をし、楽屋へ。

(今日の仕事は一体何だったのだろう?撮影時間は30分で終了。結局、機材トラブルという名の打合せミスで待ちぼうけ、
さらに新宿から渋谷のスタジオへの移動…はぁ疲れた…でも、急がなきゃ!)

 

そこへマネージャーが「あ、麻衣さん。今、車回すから30分後に裏玄関に…メンバーの…」という声で我に返った!

「あ!今何時ですか?え、18:00?わ、私自分で帰ります。しばらく実家なので!あ、みんな、お疲れ様~お先ね!イクにゃん、あとLINEするね!」

普段、車移動が多かった私。

 

でも今日は何か前向きになれた日。

それは朝の出来事のお蔭かも。
(朝の出来事はこちら)

何気ない会話や普通の時間を取り戻した気がした。
(…でも、もう少し、あと、少しだけ話したかったなぁ)

 

そんな私は今日、いや今自分のために走っている。

18:10。

渋谷駅まであと少し。

昔からアイドルになりたかった訳じゃない。

以前は保育士に憧れていた。

 

でも専門学校の先生から「受けてみない?」と勧められたオーディション。

あれよ、あれよという間に「乃木坂46」

歌を歌って、苦手だったダンスも一生懸命練習し、ライブもできた。

雑誌の表紙も飾れたし。

楽しかった日、苦しかった日もあった。
(このまま、ずっと続けられるかな?もう27歳だし…この先、何ができるかな?もう1回モデルの仕事できるかな?)

 

「いたっ!」一瞬、考え事をしていて、人ごみの中でぶつかってしまい、携帯は雑踏の中へ。

(はぁ、ついていない…)私は暗闇の中、携帯を探すことに。

「あれ?白石麻衣じゃない?」若い女性の声がした。

(あちゃぁ~見つかった)探し当てた携帯をそっと鞄にしまい、俯きながらその場を離れた。

駅と反対方向とは知らずに。

「えぇ~嘘!」また。走る。

 

ようやく渋谷駅に着いた、時間は18:55。

私は大きなため息と共に、帽子を深くかぶり電車に乗り込んだ。
(楽しかった日が最後に苦しかった日になるの?)

 

あの人、時間間違えてこないかな?

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2人の普通電車

電車はゆっくりと動き出す。

更に帽子を深くかぶり、車内を歩き出す。
(別にどこに座ってもいい、空いているし。サラリーマンばかりなんだぁ、あれは恋人同士かなぁ、あ、赤ちゃん可愛い。色々皆さん、お疲れ様です…)

 

ただ今日は、どこに座るかよりも誰と乗るかの方が重要な日だった。

私はさらに車内を進みだす。(あ、今朝の席空いているかな?あぁ~誰か座っているし、ついていない…え?もしかして?えぇ?)

 

苦しかった日が楽しかった日に戻ることを期待して、白石麻衣は一歩ずつ歩き出す。

 

私自身、朝晩の通勤電車でいつも音楽を聴く。

J-POPが多いのだが、やはり乃木坂46はお気に入りである。

歌・踊り・キャラ・その他色々「ハマっている」。

 

スボンのポケットに入っているキップを握りしめ、「うん、確かにはまっている」と苦笑い。

私の中で大好きな曲「帰り道は遠回りしたくなる」が流れた。

その瞬間、目の前に白石麻衣がいた。

 

笑顔でこちらを見つめていた。

『なんでいるの!?』

お互いが発した言葉だった。

その瞬間、「プッ!」と吹き出し、同時に私の隣の方も何かを察して移動してくれた。

朝と変わらない席で並ぶ2人。

何から話そう?一気に鼓動も早くなり、同時に少し格好つけて大人ぶる。

「なんでいるの?」これがお互いの質問で、お互いが答えた。

なぜか、Suicaの使い方まで教えることになった。

 

多分、私の中でどこかで「会えるかも?」と期待していたのだろう。

ただ、向こうはどうか分からないが。

朝話した内容をなぜか、確認した。

それは夢ではないという証拠が欲しかったのだ。

向こうは一流芸能人、しかも今が旬である。

少し距離も感じるが、その会話・仕草はどこにでもいる20代の女性であった。

 

「今日の切符の裏側見てくれました?」

「見ましたよ。何か、運命ですかね?今日1日(笑)」

「ですね。正直、結果オーライみたいになって。今日仕事で…」朝と、変わらない距離で話す白石麻衣。

 

私にとっては何もかも楽しかった。

おそらく、向こうは話慣れしているのか、芸能人だからか分からないが、、

 

これも1つのエンターテイメントのようなものか?とも思う。

私自身、『白石麻衣ワールド』にハマっているのかも。

楽しかった。

向こうはどうなのだろう?

不安がないわけじゃない。
住んでいる世界も違いすぎることも分かっている。

 

やっぱり「会えない」と分かっていて「会える」瞬間は嬉しい。

と、私は思った。

 

 

 

正直、相手は私より、全然大人だし、なんか見透かされているようで少し恥ずかしい。

専門学校出てそのまま芸能界で、切符の買い方も知らない私を彼はどう見ているのだろう?

話しも合わせてもらっている気がするし。迷惑かな…?

そう思う自分もいた。

 

ゆっくりと駅に着いた。

十分幸せだった。

1日の中で楽しい時間が多かった、でも「楽しい日」が「楽しかった日」になる。

そう、全て過去になる。

そう思った瞬間、「またね、明日仕事頑張ってください!」と握手した。

 

その後、お互い振り向いたり、手を振る事もなく、また今度会う約束する事もなく。

明日へ歩き出した。

明日は切符かSuicaか…。

筆者の感想
御拝読ありがとうございました。

後の展開も思案できるくらい、広がりますね。

たった1日ですが、距離の変化はお互いあったかと。

益々、白石麻衣が好きになりました。

【妄想恋愛小説】白石麻衣の本当の卒業の理由がまさかの!?パート1
【妄想恋愛小説】白石麻衣の本当の卒業の理由がまさかの!?パート3

 

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編集後記

白石麻衣との妄想が広がりますね!

でも、この方は純情なんだなと感じます。

これから、激しくなっていくのかな。

また、続きが出るまでお待ちください。

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